GW明け、保育園でお子さんたちの風邪や咳が増えていませんか?
その中には、近年今頃の時期から流行し始めている「RSウイルス」による感染症の可能性も考えられます。
RSウイルスは、特に乳幼児や免疫力の低い高齢者に重篤な症状を引き起こすことが知られています。
そこで、今回はRSウイルスについて詳しくご説明します。
保育園での感染予防や対処方法について、一緒に考えていきましょう。
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目次
1. RSウイルスの概要
RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています
2. RSウイルスの症状と特徴
RSウイルス感染症の主な症状は、以下のとおりです。
・発熱
・咳やくしゃみ
・鼻水や鼻づまり
・呼吸困難
特に乳幼児では、急性気管支炎や肺炎を引き起こすことがあり、重症化することもあります。
3. 流行時期と感染経路
近年、春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークがみられています。
今後の発生動向について、さらなる注意が必要です。RSウイルスは主に接触感染と飛沫感染で感染が広がります。
接触感染
ウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップ等)を触ったり、なめたりすることで感染することを言います。
飛沫感染
ウイルスに感染している人が咳やくしゃみ、あるいは会話などをした際に口から飛び散るしぶきを浴びて吸い込むことにより感染することを言います。
4. 予防方法
RSウイルス感染を予防するためには、以下の方法が重要です。
・頻繁な手洗い:石けんと水で手を洗うか、アルコール消毒液を使用する。
・人混みを避ける:感染者のいる場所や人が密集する場所にはできるだけ行かない。
・マスクの着用:感染者と接触する場合や、症状がある場合にはマスクを着用する。
5. 治療と対処法
RSウイルス感染症の治療には、対症療法が主となります。
症状を軽減するために、解熱剤や咳止め薬が処方されることがあります。
6. 保育園に登園できる期間
RSウイルスに感染した場合の登園のめやすは、「呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと」である。
咳などの症状がなくなって普段どおり元気そうであれば、保育園に登園してもいいでしょう。
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