保育士等キャリアアップ研修-食育・アレルギー対応のポイント解説【研修受講者の感想】

キャリアアップ研修お役立ち記事

保育士の皆さんは、日々子どもたちの健康と安全を守るために多くの責任を担っています。

特に、食育やアレルギー対応は、子どもたちの健やかな成長をサポートする上で不可欠です。

基本的な食育・アレルギー対応の概念やポイントについて詳しく紹介します。

また、人財育成協会の東京都保育士等キャリアアップ研修では、「食育・アレルギー対応」で、献立の考え方やアレルギー対応などを学ぶことができます。

集合型の研修で、明日から使えるような実践的な内容が身につきますので、気になる方は、研修一覧より詳細をご覧ください!

目次

  1. 食育の基本概念
  2. バランスの取れた食事の重要性
  3. 食事の楽しさを感じさせる方法
  4. アレルギーの基本知識と理解
  5. 食事中のアレルギー対応
  6. 食事のマナー教育
  7. 保護者との連携
  8. 食材の安全管理
  9. 保育士自身のスキルアップ
  10. 受講者の感想

1. 食育の基本概念

食育とは、子どもたちが食に関する知識を正しく、

健康的な食生活を実践する力を育むことです。

保育士は、毎日の食事の時間を通じて子どもたちに食材や栄養について興味を持たせることで、

食べ物への関心を高める役割を果たします。

食育ポイント

例えば、おやつの時間に季節の果物を取り入れて

「このリンゴはどこで育ったんだろう?」

と問いかけることで、食材の背景に興味を持たせることができます。

また、食育活動を通じて、食材の選び方や調理方法にも触れることで、子どもたちの食に

対する理解を深めます。

2. バランスの取れた食事の重要性

子どもたちの成長には、バランスの取れた食事が

欠かせません。栄養バランスの取れたメニューを

提供し、健康的な発育をサポートします。特に、

成長期の子どもたちはさまざまな栄養素が必要です。

食育ポイント

例えば、保育士は、食事の際に

「風邪を引かない丈夫な体を作るためにも、野菜をしっかり食べようね」

声をかけることで、子どもたちにバランスの取れた食事の重要性を自然に伝えることができます。

また、食育活動を通じて、子どもたち自身が食材選びや献立作りに参加する機会を提供することも有効です。

3.食事の楽しさを感じさせる方法

楽しい食事体験を通じて、子どもたちに食の楽しさを感じてもらいます。

例えば、園内で野菜を育てる活動や、簡単なクッキングイベントを実施することで、食材に対する興味を引き出すことができます。

食育ポイント

保育園での野菜栽培では、子どもたちが自分で育てた野菜を収穫し、それを使って簡単な料理を作ることで、食材に対する愛着を育てることができます。

また、食事の時間を楽しいコミュニケーションの場とし、子どもたち同士で「この野菜、僕が育てたんだ!」と自慢し合うことが、

食に対する興味をさらに高めます。

4.アレルギーの基本知識と理解

アレルギーとは、特定の食材に対する過敏反応のことです。

保育士は、子どもたちのアレルギー情報を正確に把握し、適切な対応ができるようにすることが重要です。

アレルギーの理解には、アレルゲンの種類やアレルギー反応の症状、緊急時の対応方法などを学ぶことが含まれます。

アレルギー対応のポイント

例えば、卵アレルギーを持つ子どもがいる場合、代替食材を使用したメニューを考え保育士全員がその子のアレルギー情報を共有し、食材チェックを徹底します。

5.食事中のアレルギー対応

食事中にアレルギー反応が起きた場合、迅速な対応が求められます。

例えば、エピペンの使用方法を習得し、緊急時に備えることが大切です。

また、日常的にアレルギー情報を共有し、全員が適切に対応できる体制を整えることが重要です。

アレルギー対応のポイント

さらに、保育園全体でアレルギー対応訓練を実施し、具体的なシナリオに基づいて対応の練習を行うことが効果的です。

例えば、「アレルギー反応が出た場合は、このマニュアルを出してすぐに対応、連絡を取る」といった具体的な手順を確認します。

6.食事のマナー教育

子どもたちが楽しく食事をするためには、食事のマナー教育が欠かせません。

例えば、食事中の正しい姿勢や箸の使い方、感謝の気持ちを表す「いただきます」と「ごちそうさま」の意味を伝えることで、食事をより豊かな時間にします。

食育ポイント

食事のマナーを学ぶことは、子どもたちの社会性を育むためにも重要です。楽しくマナーを学べるように、ゲーム感覚で練習したり、絵本や歌を活用することで、子どもたちが自然にマナーを身につけることができます。

7.保護者との連携

保護者との連携は、食育とアレルギー対応の一環として欠かせません。

例えば、日々の食事やアレルギー対応について情報を共有し、協力して子どもたちの健康を守ります。

保護者との信頼関係を築くことにより、家庭でも一致した対応が可能になります。

食育ポイント

さらに、保護者向けの説明会や相談会を通じて、食育やアレルギーに関する知識を共有し、家庭でのサポート体制を整えることが大切です。

8.食材の安全管理

子どもたちの健康を守るためには、食材の安全管理が欠かせません。

例えば、食材の仕入れ先を厳選し、新鮮で安全な食材を使用することが重要です。

食材の保存方法や調理過程にも気を配り、衛生管理を徹底することが求められます。

アレルギー対応のポイント

アレルギー対応として、アレルゲンを含む食材の分別管理や調理器具の使い分けを徹底することで、アレルギー反応のリスクを最小限に抑えることができます。

さらに、定期的な衛生チェックや第三者機関による検査を受けることで、食材の安全性を常に確認し、安心して子どもたちに提供できる体制を整えることが大切です。

9.保育士自身のスキルアップ

保育士自身が知識を深めることで、質の高い保育が提供できます。

例えば、キャリアアップ研修に参加し、最新の情報や実践例を学びます。

研修で得た知識を活かし、日々の業務に反映させることで、保育の質を向上させることができます。

スキルアップのポイント

定期的に自己研鑽を続け、常に新しい知識や

技術を身につけることが求められます。

例えば食育に関する専門書を読んだり、同業者との情報交換を通じて、新たな視点や方法を取り入れることも大切です。

10.受講者の感想

人財育成協会の研修受講者様の声を紹介します!

「食べる事は生きる事」を今日ほど実感した事はなく、とても分かりやすい講義だった。このような学びの機会をいただきとても意欲が増した。
AIには取って代わることの出来ない仕事ということに身の引き締まる思いがする。
今回の学びを自分に落とし込み実践に繋げていきたい。

(東京都/Uさま)

他園の保育士さんから栄養士とは違った視点での意見、特に子どもと1番近くで接している子どもたちの話(カレーの中に入っているじゃがいもとフライドポテトのじゃがいもが同じものだとわからない話など)をたくさん聞けて、もっと子どもたちの話を聞いて寄り添っていきたいと感じました!

(東京都/Mさま)

グループワークでは、季節の食べ物やアレルギー児を想定した献立を考え、調理方法や味付け、調味料などを話し合いながら決めて行くのが面白かった。
また、アレルギー品目を用いたビンゴ大会もスリルがあり楽しかった。

(東京都/Oさま)

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