保育園の冬、様々な感染症に罹るお子さん増えてますよね?
今回は、アデノウイルスによる感染症の中でも、
プール熱(咽頭結膜熱)について、まとめてみました。
これを参考に、園内での早期発見や保護者に対してのお知らせ等に活用して頂けたらと思います。
そして、この感染症は、大人も罹る可能性があります! 保育に関わる先生方も、十分感染症には気を付けて下さいね!
目次
①咽頭結膜熱(プール熱)の症状と特徴について
②流行時期
③感染経路と予防
④治療方法
⑤保育園に登園できる期間
①咽頭結膜熱(プール熱)の症状と特徴について
症状には数日続く発熱、喉の痛み、鼻水、くしゃみ、咳などが含まれます。
この症状は、風邪と似ていることがあり、
特に5歳以下の子どもたちが多いです。
両目または片目が真っ赤に充血し、目やにが出ることもあります。
②流行時期
通年で発生しますが、特に夏や冬に多く見られます。
流行の程度は年によって異なりますが、
集団生活を送る保育園などでは感染が広がりやすいため、
注意が必要です。
③感染経路と予防
体内の潜伏期間が5~7日で、
便や飛沫、直接接触により感染します。
種類が多いため、何度も同様の病気になる場合があります。
予防としては、感染者との密接な接触を避け、
うがいや手洗い、タオルやハンカチを共有しない等の対策が必要。
通常の手指消毒用アルコールでは、効果は低いです。
④治療方法
咽頭結膜熱には特定の治療薬はありませんが、
症状緩和のための対症療法が行われます。
十分な休養や水分補給が重要です。
場合によっては、医師の指示に従って適切な薬物療法が行われることもあります。
⑤保育園に登園できる期間
アデノウイルス感染症は感染力が強く、
出席停止期間の基準が定められています。
咽頭結膜熱は、主要症状がなくなった後、2日間登園禁止となっています。