保育士等のキャリアアップ研修を受けないとどうなる?いつまでに受ける?【給料やキャリア面への影響】

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保育士等のキャリアアップ研修、実は受講しないことで思わぬデメリットが生じる可能性があります。

たとえば、月額最大4万円の処遇改善加算を受けられない可能性や、将来のキャリアアップに影響が出ることも・・・。

「キャリアアップ研修、まだ受けてないけど大丈夫かな…」

「いつまでに受けないといけないの?」

「忙しくて研修どころじゃないけど、受けないとまずいの?」

保育現場で働く皆さんの中に、こんな不安や疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

現場で働く保育士の皆さんの視点に立って、具体的な対策や解決方法もご紹介していきます。

研修受講について悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

  1. 保育士等のキャリアアップ研修を受けないとどうなるの?
  2. 保育士等のキャリアアップ研修はいつまでに受講する必要があるのか?
  3. そもそも保育士等のキャリアアップ研修とは?
  4. 保育士等キャリアップ研修の様子
  5. 保育士等のキャリアアップ研修の具体的な内容
  6. オンライン研修スタート

1.保育士等のキャリアアップ研修を受けないとどうなるの?

「正直、今は忙しすぎて研修を受ける余裕がない…」

「子育て中だから、休日に研修を受けるのは難しい…」

このような理由で研修の受講を先延ばしにしていませんか?

実は、キャリアアップ研修を受講しないことには、すぐに影響が出ることと、長期的な影響の両方があります。

すぐに影響が出ること

処遇改善加算Ⅱがもらえない

最も大きな影響は給与面です。

キャリアアップ研修の受講は処遇改善加算Ⅱの要件となっており、受講しないと月額最大4万円の給与アップの機会を逃してしまいます。

園内での役割に影響

職務分野別リーダーになれず、新人指導などの重要な役割を任されにくくなります。

園全体の運営への影響

研修受講者が規定人数に満たないと、園全体の加算対象にならない可能性もあります。

つまり、受講しないことで、園の運営や他の先生方にも影響が出てしまう可能性があるのです。

長期的な影響

専門性の面での出遅れ

保育ニーズの多様化が言われているなか、最新の保育知識やスキルの習得機会を逃し、他の保育士との知識・スキルの差が開いていきます。

キャリアの伸び悩み

リーダーを任されにくくなることで園内での役割が限定的になり、主任保育士などへの昇進が難しくなります。

転職時のハードルが上がる可能性

今後、研修受講歴が転職時の評価対象となるケースが出てくると考えられるので、求人要件に満たないことや、給与交渉での不利な立場につながる可能性もある。

このように、保育士等キャリアアップ研修を受けないことによる影響は、思った以上に大きいものがあります。しかし、ただ焦って受講を急ぐのではなく、計画的に対策を立てることが重要です。

2. いつまでに受講する必要があるのか?

処遇改善加算Ⅱの期限

任命される前に受講が基本

  • リーダー等に就く前までに研修を受講することが基本
  • リーダーに任命された後でも約1年の猶予期間がある
  • 園での役割に応じて計画的に受講することが推奨される

経験年数による目安

  • 園全体で年間の研修計画を立てることが望ましい
  • 自身のキャリアプランに合わせた計画的な受講を検討
  • 経験を積みながら段階的な受講も可能

受講計画の立て方

  • 概ね3年以上の経験を有する保育士が対象
  • ただし「目安」であり、厳密な要件ではない
  • 園の実情に応じて柔軟な運用が可能

注意点

  • 各自治体や園によって具体的な定めが異なる場合がある
  • 処遇改善加算の要件となる場合は、園と相談の上で計画を立てる
  • 特定の「○年までに必ず受けないといけない」という絶対的な期限はない

3. そもそも保育士等のキャリアアップ研修とは?

研修の重要性は理解したものの、「具体的にどんな研修なの?」という疑問を持つ方も多いはず。ここでは、研修の基本的な内容について解説します。

保育士等キャリアアップ研修の目的

  • 保育士の専門性の向上
  • 保育現場でのリーダー的職員の育成
  • 処遇改善による人材の確保と定着

保育士等キャリアアップ研修の概要

  • 1分野につき15時間程度
  • 講義や演習を組み合わせた内容
  • 対面やオンラインでの受講が可能

研修分野(全8分野)

  1. 乳児保育
  2. 幼児教育
  3. 障害児保育
  4. 食育・アレルギー対応
  5. 保健衛生・安全対策
  6. 保護者支援・子育て支援
  7. マネジメント
  8. 保育実践

この研修は、保育現場でリーダー的な役割を担うことを目指す保育士のための重要な制度です。経験を積んだ保育士の専門性をさらに高め、処遇改善につなげることを目的としています。

保育士等キャリアアップ研修、受講を先延ばしにしていませんか?

今回の内容まとめ

  • 保育士等キャリアアップ研修とは、保育の質向上と処遇改善を結びつける重要な制度
  • 受けないと、月額最大4万円の処遇改善加算を受けられない可能性がある
  • 将来的なキャリアアップや転職にも影響が出る可能性がある
  • 研修は全8分野あり、1分野15時間程度の受講が必要

「忙しくて」「時間がなくて」と先延ばしにしていた方も、この機会に受講計画を立ててみてはいかがでしょうか。

保育士等キャリアアップ研修の様子

人財育成協会の集合研修「幼児教育」2日目(事務局スタッフから)

1日目を経て1ヶ月、どんなことがあったか、どんなことを思ったか話し合うことからスタート。

1日目に演習で使った遊び方のわからないおもちゃ1日目の様子はこちら)を

「園で買ってもらえないか交渉してみた! 」というお話しを聞きました!

お仕事の場に研修の影響があらわれていること、私はとても嬉しく思いました。

2日目はテキストをメインに、色々なトピックスについて考える、話してみるを繰り返しました。

先生の言葉は、聴いているとイメージがくっきり浮かんでくる印象があります!

受講者の皆様は、よく聴き、よく考えていました!

他の研修の様子は、こちらで紹介しています!

良かったら、ちょこっと紹介見てみてください!

また、人財育成協会の集合研修を受講された方々の感想もご覧いただけます。

おすすめ記事:保育士等のキャリアアップ研修の具体的な内容

オンライン研修がスタート

人財育成協会の保育士等キャリアアップ研修を、みなさまに受けていただけるようオンラインでの開催をスタートします。

集合研修とは費用や定員が異なりますので、ご注意ください。

対象地域や研修内容については、更新していきますので、オンライン研修より最新の募集情報のご確認をお願いします!

保育士等キャリアアップ研修なら人財育成協会へ!

2023年度から受講必須化となっている保育士等キャリアアップ研修は、保育士等の専門性の向上、リーダー的職員の育成を目的とした制度です。

給与改善にもつながる制度で、月最大4万円程度のお給料がアップします。

人財育成協会の保育士等キャリアアップ研修は、集合型でグループワークなども豊富な研修ですので、身につきやすく受講者の方にご好評いただいています!

また、人財育成協会の集合研修は、処遇改善等加算Ⅱ対象者など都道府県が規定する受講料免除対象の方は、受講料・テキスト代無料です。

気になる方は、集合研修より詳細をご覧ください!

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