
11月になると、保育園では様々な感染症に罹るお子さんが増えていますよね?
今年の流行状況も踏まえ、ここでは「マイコプラズマ肺炎」についての情報をわかりやすくまとめました。
園内での早期発見や保護者の方への注意喚起に、ぜひ行っていただければ嬉しいです。
この感染症は子どもだけでなく大人にも感染のリスクがあるため、保育に関わる皆さんも感染対策をしっかりと行いましょう。
また、人財育成協会の保育士等キャリアアップ研修でも、保健衛生・安全対策分野で感染症や事故防止などで学ぶことができます。
対面式の研修で、明日から使えるような実践的な内容が身につきますので、気になる方は、研修一覧より詳細をご覧ください!

目次
1.マイコプラズマ肺炎の症状と特徴について
マイコプラズマ肺炎は、Mycoplasma pneumoniaeという細菌が引き起こす肺炎です。特に子どもや若い成人に多く見られます。
- 夜間に悪化する咳
- 呼吸困難
- 発熱
- 喉の痛みや炎症
- 稀に見られる嘔吐
- 治らない咳
これらの症状が長引く場合、マイコプラズマ肺炎の可能性があります。感染してから発症するまでの潜伏期間は2~3週間です。

2.流行時期
マイコプラズマ肺炎は、数年ごとに流行する傾向があり、特に冬にやや患者数が増加します.
2024年も同様に、冬季の流行が予想されています。

3.感染経路と予防
マイコプラズマ肺炎は飛沫感染するため、手洗いうがいが重要です。
咳やくしゃみをする人はマスクを使用し、部屋の換気も効果的です。

4.治療方法
マイコプラズマ肺炎には抗生物質が効果的で、解熱剤や咳止めの薬も併用します。
症状がある子どもは、十分な休養が必要です。

5.咳が続く場合の対策
- 子どもの様子をよく観察し、咳の頻度や呼吸の様子をチェックする
- 適度に水分補給を促す
- 保育室の湿度と換気を定期的に確認、調整する
- 咳が続く子どもは無理をせず静かに過ごす
6.保育園の対応
マイコプラズマ肺炎は、治療開始後に速やかに感染力が減少します。
症状が改善し、体調が良ければ登園可能ですが、医師の診断を受け、登園が適切か確認することが大切です。
重症化を防ぐために、早期治療が不可欠です。
日々の健康観察をしっかりしていきましょう!

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