保育要録の書き方解説【例文あり】

保育士の悩み

この時期、保育士さんたちも書類作成に追われる時期ですよね。

保育園では、保育所児童保育要録を記入します。

内容は、最終年度の1年間における保育の過程と子どもの成長を中心に記入する。

小学校へ引き継ぐために、子どもの保育園での成長過程や発達、指導の過程、その他特記事項などを記した重要な文書です。

今回は例文を交えて解説します。

最終年度の重点とは

年間指導計画に基づき、各園の保育目標や、地域性を加味し、

年度当初に長期の見通しとして設定したものを記入する。

年長クラスの子ども全てが同じ内容になります。

例文

「自分で考えたり、友達と協力や相談し、遊びや生活を作り出すことを楽しむ。」

個人の重点とは

一年間を振り返り、特に大切にしてきた子どもの姿を記入します。

例文

「自信をもって、いろいろな活動に意欲的に取り組む。」 
「友だちと力を合わせてひとつの遊びを深める」

保育の展開と子どもの育ちとは

具体的に保育の過程や子どもの成長について記入します。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を考慮し、子どもたち一人ひとりの年長クラスでの育ちをより具体的に記入します。

10の姿について解説した記事は、最後に紹介していますので参考にしてみてください!

例文

「絵を描くことを好み、人物や花、自分が経験した行事など、自ら描きたいものを考え、取り組む姿があった」
「一度取り組むと納得がいくまで丁寧に細かく表現し、集中している姿があった」

特に配慮すべき事項とは

健康状態や発達など、特別な配慮が必要な事項を記入します。

例文

「食物アレルギーがあり、特定の食材に注意が必要です」
「さ行」が発音しづらく、言葉の教室に通っている」

最終年度に至るまでの育ちに関する事項とは

入園から年中までの保育と子どもの姿を記入します。

年長クラスをでの姿を理解する上で重要と考える内容を記入します。

例文

「保育園に入園した当初は、新しい環境に慣れず、他の子どもたちとコミュニケーションを取ることが苦手でした。しかし、保育士の温かいサポートや同年齢の友達との遊びを通じて、徐々に自信をつけていきました。」

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